漢字では芸香(うんこう)と書き、しおりに使うと、本の虫食いを防ぐと言われた。古くは書斎を芸室(うんしつ)ともいった。もともと芸という漢字は、芸術の芸の意味で使われる漢字の藝とは別物であり、日本では藝の
常用漢字体として芸を使用するようになったので芸をヘンルーダの意味に使うことは全くなくなってしまった(
芸亭#「芸」という漢字についての項参照)。中国ではこの字が生きているため、藝術の藝は、
草冠に乙()である。なお、術のほうは、
キク科の
オケラを意味する朮の異体字、木の右肩に点を打った字()である。
なお、ミカン科はラテン語でRutaceaeといい、ヘンルーダ属(Ruta)が科を代表する属(模式属)になっているため、かつては日本語でも「ヘンルーダ科」と呼ばれていたが、日本人にとってはヘンルーダよりみかんの方が身近な植物であるため、1960年代半ばから、ミカン科と呼ぶようになった。