両院制の議会をもつ国では、国政機関の重複という状態を避けるため、それぞれの議院に異なった性格をもたせている。一般に上院の議員には「地域の代表」、「州の代表」、「
連邦を構成する自治国の代表」、また
貴族制度のある国では「
階級の代表」といった性格があり、その選出は必ずしも人口に比例したものではないのに対して、下院の議員には「国民の代表」という性格があり、その選出は各選挙区の人口に比例して行われるのが通常である。また国民をじかに代表するという立場から、
議院内閣制をもつ国では下院が上院よりも優位に位置付けられていることも多い。
「上院 (upper house)」「下院 (lower house)」という言葉は、アメリカの首都が
フィラデルフィアにあった頃、
議会が使用していた二階建ての公会堂 (現在の
独立記念館、当時の大きめな家屋と変わらないほどの小振りな建物) で、議員数の多い
代議院 (House of Representatives) がその一階部分 (lower house) を、少ない
元老院 (Senate) が二階部分 (upper house) を使用したことからこう呼ばれ始めたといわれる。