本来、
人間科学というのは、フランスにおいて古くから追求されてきた「シアン・ジュメンヌ」(Sciences Humaines: 人間についての科学)の流れを汲んでいる。1960年代から1980年代にかけて欧米の多くの大学で新設された「Human Sciences」という学問領域の日本語訳であり、古典的文脈での
リベラルアーツに限らない学問領域である。一方で
人間、
文化、
情報、
国際、
科学など、時代を彩る人気の言葉が入った学部・学科・専攻名が表面的に好まれる風潮があり、その後の日本では「人間科学」という言葉が原義とは関係なく氾濫している傾向があるとの指摘もある。