疎水性が高く、
代謝を受けにくい化学物質は、
尿などとして体外に排出される割合が低いために、生物体内の
脂質中などに蓄積されていく傾向がある。特定の化学物質を含んだ生物を多量に摂取する捕食者では、さらに体内での物質濃度が上昇する。食物連鎖の過程を繰り返すうち、
上位捕食者ほど体内での対象化学物質濃度が上昇する。魚介類中の
ドコサヘキサエン酸、
フグや
イモリなどの
毒、
貝毒、季節的な
カキの毒化なども、生息域の
細菌や餌となる生物によって合成された化学物質が生物濃縮で取り入れられたものである。