詩人(しじん)とは
詩を書き、それを発表する者。また、そのことを職業にしている者。後者でも詩作のみで生活している人はほとんどおらず、多くの場合
評論、
エッセイ、
翻訳、
小説、
短歌、歌の作詞など他の分野にも手を染めたり、あるいは(文学と縁遠い)他の職業を持っている。たとえば
高村光太郎は彫刻家としても多数の作品を残しているし、
草野心平にはバーや居酒屋の経営をしていた時期がある。
アルチュール・ランボーは十代に残した業績によって詩人と呼ばれているが、詩作をやめた後は貿易商などさまざまな仕事に捧げた。
詩を書く者以外に対しても「詩人」という言葉が使われることがある。『新明解国語辞典』第六版(三省堂)にもそのような広義の意味が書かれているし、
三好達治は『詩を読む人のために』の中で「誰かもいったように」と前書きした上で「詩を読み詩を愛する者は既に彼が詩人」であると書いている(ここでは岩波文庫版、p.3から引用した)。