小隊または中隊より上の単位は、「司令部」または「本部」と呼ばれる指揮専門の小単位を編制内に有することが多い。また、歩兵部隊の場合は、歩兵連隊の「歩兵砲中隊」のような火力支援担当の小単位を有することが多い。
陸軍の
戦略単位は、旅団と師団である(
イギリスや
イスラエルなど旅団を戦略単位として運用している)。旅団・師団には60日分の補給と戦闘支援のために必要な人員装備が備わっており、単体で完結している。旅団より下の単位は一つの主力兵科で編制されている事が多く、上級の部隊に配属されてその一部となって補給を賄うか、必要な人員装備を補ってもらうか(増強連隊(イギリス)や混成旅団・
戦闘団(アメリカ)など)しないと、能力を継続的に発揮できない。師団の人数はかつては約2万人を超えるもの(増強師団)もあったが、20世紀には旅団、連隊、大隊のうちのどれかを省く編制が広まり、約1万5千人前後である(アメリカ軍では前方展開部隊数は減ったが、代わりに
ロジスティクス部門が増強された)。ただし、人数には国や兵科による違いも大きい。また、師団のかわりに数千人規模の旅団(独立混成旅団)を戦略単位とする場合もある(旅団省略型:
アメリカ海兵隊、
ロシア陸軍、
ロシア空挺軍など。連隊省略型:
アメリカ陸軍、
ドイツ連邦陸軍など。大隊省略型:
フランス陸軍、
日本陸上自衛隊など)。